Kindle半額セールにて。
去年の「読みたい」1位。
過去10年程度の日本SF短編集(中編x3)ではベスト。
異星生物ファーストコンタクトものだが、オリジナルのアイデア山盛りでストーリーもひねりが効いてて良い。全3作ともによい。
(以下ネタバレ)
巻頭作はSFマガジンかどこかで読んだ記憶があり、初読時は頭に入ってこなくてつらかったのだが、今回再読のためかわかりやすくなってた。後半、怒涛の展開が良い。
表題作はオリジナルアイデアが特に強すぎる。人間側の事情も様々で、社会学SF的な要素もあり、表題作にふさわしい。
ラストは2段階のひねりと、前2作がシニカルな感じだったのに対して、希望を持てるエンディングが良かった。