* イーガン本は全て購入。『ゼンデギ』より後はKindle本。
これイーガンの長編の中では一番読みづらかったけどなあ。
特に何だかんだ議論するあたり。
(以下ネタバレ?)
『白熱光』と直交三部作の方が読みやすかった。
時系列で『ディアスポラ』の後、『白熱光』の前に書かれたそうで、
「ひとりっ子」とはQUASPで設定を共有してるらしく、
そう言えば「ひとりっ子」の多世界解釈のこだわり方が良くわからなかったんだよな...
あと、議論シーンの文体とか比喩がひたすら読み辛く。
その割に後半のファーサイドに行ってからは、直感的な風景に翻訳してしまうので、サクサク読める、という。
最後に、Kindle版では、せっかくのいろもの先生解説の数式が一部欠落していたのが最悪。改訂で直ったら★4でもよい。