ぼくのプレミア・ライフ ★★★★★

ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)

ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)

ワールドカップに向けて気分を高めるために図書館で借りた。以前にも借りたが読まずに返却した記憶がある。
1952年生まれの著者が11歳のときにアーセナルにはまって以来、約30年にわたる個人史。アーセナルといっても現在の華麗さは無く、イングランドらしい地味なチームとして書かれていることに注意。常に優勝を争うことも無く、降格するほど弱くもないあたりが共感を呼ぶ。記述内容に自虐的な傾向が強いのもイングランド人らしい感じ。
サポーターの視点から書かれた本として意外と類書が無いかも。サポーター、かくあるべきという書。これは必携。ウィシュリスト入り。
それにしても、大逆転勝利で10年来の鬱が解消するエピソードは凄い。
40冊目@24週