前半のワクワク感が、中盤から最後にかけてモヤモヤ感に変わった...
アガタの観測あたりまでは既刊同様にワクワクして。
直交世界の惑星の上を歩くとかも別にいいんだけど。
そのあと登場人物の政治観だか倫理観が一貫してないように感じたので。
まあ、時間の矢が逆行してるところで一貫も何もないっちゃ無いけど...
アガタはメッセージ受容派だったのに、穏便にメッセージ・システムを壊しにいく、理由がすっきりしない。メッセージ・システムが止まらなければならないから、なるべく被害が少なそうな止め方を目指したってことよね。うーむ。
最後の最後に、ミスリードっていうか何の伏線もなくひっくりかえされたりとか。(ひっくりかえってはいないのか) ストーリーテリングにも難ありだと思ったり。
全体が思考実験なので、詳しく読み直す気もしないしな。読み直せば納得できるんかしらんが、そこまで付き合う気しないわ。
三部作全体としてはよかったと思うけど。
1作目のロケットどかーん!、2作目の反物質に比べると、地味かつ難解。
(書きかけ)