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旋舞の千年都市 ★★★★☆

 創元もサクッとKindle本を出すとはさすが。合本も出てたが、お値段もそれなりだった。

イスタンブールの旅行ガイドなんかと一緒に、パラパラ読み返したい本。

旋舞の千年都市 上
 

 

 

サイバラバード・デイズ』の著者が描く近未来イスタンブール。群像劇。主役6人の交点は、原題の「修道僧の館」。バカ夫婦と爺とぼくちゃんとお姉さんはキャラが立ってるけど、ネジュデットだけは地味。だが、後日談があれば主役?

お約束で最後は群像の人たちが集束して盛り上がる。

濃密な都市描写がすごい。改行が無くて文がみっちり。面白いけど読むのに時間がかかった。

解説の酉島伝法がわかりやすく、びっくり。特に蜜人エピソードは若干謎だったんだが、読み取り方が参考になった。

SF要素は抑え目ではあるがナノテク2件が肝。シンギュラリティの一歩手前。しかし目立つ主役は、ぼくちゃんのオモチャロボット。ちょっとオーバーテクノロジーすぎて、ぜひ一個欲しいレベル。