記憶を無くした男が見知らぬ街で目覚める冒頭から序盤、昔懐かしいアドベンチャーゲームだ。ナイト・シャマランがTVシリーズを手掛けるそうで、まあ、そういう話。
「 美しい地獄」ってのが余計な副題で、表紙の絵の方が雄弁なんだけど、理想的な街でありながら不気味な感じの中盤までは非常に良かった。ページターナーぶりは素晴らしく、実質一日で読んだ。
しかし... (以下、微妙ネタバレ)
オチは途中で大体読めた。信頼できない語り手とかでなければ、論理的に。
まさかの、そっち方面か、と気づいてしまえば、それほど意外性無し。「絶対予測不能の驚愕のラスト!」は大げさ。
しかし、何とかが読みたい系の投票はどうすりゃいいんだと余計なお世話が。ミステリは問題ないと思うが。