ロング・グッドバイ ★★★★★

図書カード1000円の使い道を探していたところ、新たに軽装版が店頭に並んでいたので買ってみた。

ハルキによるレイモンド・チャンドラー。巨匠の翻訳で巨匠の作品を読むことができる日本の読者は、なんと幸せなことでしょう。
ロング・グッドバイ』はチャンドラーの最高傑作であり、私にとってもベストテンに入るアメリカ小説です。人間の孤独、徳義を見事に描き、メランコリックなジャズ・バラードにも似た美しさを備えています。本書の翻訳者は、村上春樹をおいて他に適任者がいるでしょうか。

とはハワカワオンラインに載っていたカズオ・イシグロの推薦文。
数ページづつパラパラと読み直すのが良さそう。ストーリーを追うだけだといささか長すぎるかも。