id:nbt-nona:20070227の続き。
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
- 作者: J. K.ローリング,J. K. Rowling,松岡佑子
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2006/05/17
- メディア: ハードカバー
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冒頭から小気味良くストーリーが進み、どんどん先が読みたくなる。ハリーポッターらしい、4巻までのペースを取り戻した感じ。途中一箇所、唐突感を感じるところもあったが、それも長年の伏線があったわけだし。で、終盤までは、いつものまったり学園生活に時々事件が絡む程度だが、リーダビリティの高さで読み進めさせる。
問題は終盤で、あれがあれするのは予想できたが、今までになくto be continuedな雰囲気が満ち満ちており、読後感がすっきりしないことこの上なし。いろいろな謎が山ほど積み残しで、早く最終巻で何とかしてちょうだいという感じ。終盤の嫌な印象で、それまでの明るいエピソードが全部消し飛んじゃうし。これだけで★1減という感傷的インプレ。
とはいえ、総合的にシリーズ中最悪だった5巻に比べれば、かなり面白く読めた。
7巻もの分量でストーリーにつながりがあり、最後まで読む気になる小説シリーズは初めてかもしれない。
売却済み