第五の季節 ★★★

 世界破滅、超能力。3部作の第一作。ヒューゴー賞受賞。『読みたい』4位。

 (以下ネタバレ)

 かなりファンタジー風味。(ネビュラ賞ローカス賞と、世界幻想文学大賞ノミネート)文体に癖有り、そんなに好みではないが、設定の謎のほとんどが次作以降に積み残しのため、読み進めたい気はする。

3パートの構成から始まって、次第に収斂していくあたりは面白い。序章は意味がわからず、解説を参考に読み直してみたが、やっぱりちょっと意味がわからなかった。

全体にフェミニズムばりばりであり、ヒューゴー賞が極右に乗っ取られないための対抗的な匂いはプンプンする。(パピーゲート事件)