英米で計7冠は『ニューロマンサー』を抜いたらしい。
宇宙戦艦のAIが、人間の死体4,000人を同期して操るアンシラリー「属躰」ってのが原題でもあり、SF設定の肝。クラウド時代のスペオペだ。
属躰ネタが文体でもプロットでも効いてる。中盤までの19年前視点とか特に。並列して語られるのは現代、単一視点。(セイヴァーデンのツンデレ激しすぎるwww)
しかし、もう一つのネタの三人称単数が彼女しかないってのは、フェミニズム的な何かあるのか? ただ単に序盤の読み難さになってただけのような。
中盤以降は盛り上がる。最後も燃えるオチ。7冠に偽りなし。
だが、創元漢字四文字の三部作は、後々いやな予感しかしないのだが...