アンダー・ザ・ドーム ★★★★

 HuluのCMで、ドラマ版が面白そうだなと思い、原作を読んでみた。

実はキング本は初体験。

超ブ厚いが、これでもキング本厚さランキング第3位だそうで。

一気に読める面白さではあった。

アンダー・ザ・ドーム 上

アンダー・ザ・ドーム 上

 

 

アンダー・ザ・ドーム 下

アンダー・ザ・ドーム 下

 

 街が突如ドームでおおわれるという、小松左京的な設定。『物体O』や『首都消失』みたいな。

だが、当初は小さな街のミクロな人間ドラマ主体。登場人物が、やたら大勢出てくる。そしてホラー。1ページ目からドンドン死ぬ。

 

もともとの原作からして連続ドラマ向きと言うか、連ドラ脚本そのもの。各エピソード毎の盛り上がりとか、数話ごとのクライマックスとか、よく計算されてる。

終盤は結構SFに。科学ブレインがしっかりしてるみたい。SF界の評価はよくわからなかったが、cocoさんは褒めてた。

最後の最後は若干まあアレだが、一番盛り上がるところは、科学考証を踏まえたうえで、とことんぶっ飛ばす! いろんな伏線も集約されてるし、すごい筆力だなあと思った。

この勢いで、『11/22/63』にトライ! あと、『ザ・スタンド』。