- 作者: チャールズ・ストロス,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 単行本
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ポストサイバーパンク: 冒頭はギブソンみたいなスティーヴンスンみたいな。2010年代だし、近未来小説っぽいのだけど、グングン加速していき、イーガン『ディアスポラ』のような展開に。全体の雰囲気はスターリング『スキズマトリックス』を想起。一旦ポストヒューマンまで行って再び少し戻ってくる感じ。(ややネタバレ)
IT+経済オリエンテッド: 解説が小飼弾なので、その辺狙い。マトリョーシカ・ブレインなどハードサイエンスよりのネタにしてもやっぱり計算志向。シンギュラリティ直前の本書の記載から思わずメモ「太陽系質量1027kgを1(MIPS/g)のプロセッサに変換して(シンギュラリティの閾値)」「一日に増加する人口が55,000人。これは1023MIPS、3000万個のプロセッサに相当」
そういえば、あの早読みのdankogaiが本書はゆっくり読んだみたいだけど、自分も標準ペースより相当遅読みしている。500ページの中に高密度にアイデア、プロットが詰め込まれており、言葉遊びも豊富なので、まったり読むのが良いと思う。
そんなわけで既に延滞二日でごめんなさい。
(読了後に追記するかも)