エターナル・フレイム ★★★★★

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エターナル・フレイム (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

エターナル・フレイム (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

 

 3部作の第2作はヘナチョコが多いが、これは違った。というより3巻本の2巻と見た方が妥当か。1作目は全体像と相対性理論だったが、今度は量子力学場の理論。いやはやすごい。

前半は<物体>への探検が軸で、これはもうあれがこれして聖杯探究は終わりかと思ったら、ハード中のハードSFを経由して題名通りの展開に至った。正直、わからん。レーザーみたいなのを作る辺りまではどうにかおっかけられたんで、再読するか偉い人の解説を待ちたい。

ジェンダー系のネタも後半かっとばしてて、かと思えば最後はこの世界的に保守的なオチだったりして、バランスを取ってるというかなんというか、頭がくらくらした。

第3巻も大枠は既定路線で進むんだろうけど、ぶっとびそうな気もする。楽しみ。