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ドリフトグラス ★★★★

SF

 これは読むの大変だった。

 「スター・ピット」で、いきなりつまづき、最初に借りた二週間で一篇も読み終わらず。再度借りて読んだら結構面白かった。

傑作の誉れ高い「コロナ」は『20世紀SF』で既読も、印象薄かったが、再度読んでみたら音楽SFの感動傑作だった。

三回目に借りたあたりでは、ゼラズニイ真似っこの「われら異形の軍団は、地を這う線にまたがって進む」

最後に借りた四回目、これも5週間ほどかかったわけだが、表題作「ドリフトグラス」、何やらかっこいいサイバー・ハードボイルド「時は準宝石の螺旋のように」、とどめに「エンパイア・スター」など。

まとめると、SFらしいSFで、ある程度長さがあるものは何とか理解でき、良かった。全体を通しての解説はないものの、準宝石に関する訳者のエッセイではホログラムやら螺旋と言った物語の構造がちょっとわかったような気になり、「エンパイア・スター」でも訳者解説と、新訳の作中に埋め込んだ補足説明が理解の助けになったかも。

文学的で短いものはなんだかわからなかった。主に『プラズマティカ』収録作。