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レインボーズ・エンド ★★★☆☆

 凄い立派な食材を適当に料理したような読後感。

レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫)

レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫)

 

 

レインボーズ・エンド下 (創元SF文庫)

レインボーズ・エンド下 (創元SF文庫)

 

 ちらっとだけ参加したSFコンベンションNIPPON2007ヒューゴー賞をもらっていたらしい本書。『SFが読みたい!2008」で第9位という微妙な順位。大森さんの★も3.5という微妙さで、なんとなく避けていた。

読む気になったのは、藤井大洋さんのインタビューで本書を挙げていたから。確かに『Gene Mapper』的な現代のテクノロジー(特にIT)と地続きな感じの詳細な世界設定が本書の肝の一つ。世界に浸るのはなかなか楽しい。

あと、シンギュラリティって、この人が言い出したの知らなかった。っていう、シンギュラリティ前後のあれこれ。解説を先に読んじゃったけど、納得。

最後に、年寄りが若返りで活躍するのは、スターリングの『ホーリー・ファイアー』を思い出した。けど、著者自身が年寄りということもあってか、年寄り軍団とか、家族の話が最大の肝だったみたい。 

ホーリー・ファイアー

ホーリー・ファイアー

 

 しかし、大森さんも言ってたようにストーリーテリングが弱すぎて、読むのめんどくさかった。特に上巻の後半。冒頭は諜報ものかと思ってワクワクしたのだが。

同じネタで藤井さんにリライトしてもらいたい。