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My Humanity ★★★★☆

 著者初の短編集。図書館リクエストで一発目に借りた。

My Humanity (ハヤカワ文庫JA)

My Humanity (ハヤカワ文庫JA)

 

 4編中2編は既読。この二つはそこまで印象が無いのだが、あとで再読するか。

「allo, toi, toi」はITPによる小児性愛者の矯正、ということで『あなたのための物語』と同設定。『あなたのための物語』に匹敵する破壊力。しかしこれがグロテスクな結末かどうかはよくわからない。言われてみれば読書中、読後にちょっと気持ち悪かったかも...

「父たちの時間」書下ろし。えらく直接的な3.11後設定。破滅SFとしてナノマシンの進化のあり方のドライブ感で、ぐんぐん来た。が、主人公がいくらなんでも父としてどうなのかと思った。

上記 2編が、久々に切実なSFで強い印象。伊藤計劃を継ぐ者なのは当然だが、より生々しい。