カラマーゾフの妹 ★★★☆☆

カラマーゾフの妹

カラマーゾフの妹

やはり江戸川乱歩賞の威力か、図書館の予約入れて順番が来るまで10カ月。ちなみに「SFが読みたい第10位」で本書を知った。
カラマーゾフの兄弟』の第 2部ということで、原作読んでないと辛そう。
割と最初の方で示唆される多重人格ネタとか普通な感じだが、唐突にスチームパンクになり燃える。が、いまひとつメインのプロットとつながってないような納まりの悪さ。結末はそれなりに納得。
しかし、読書メーターあたりでは意外に評判芳しく無く、原典のファンと乱歩賞のファンそれぞれに思い入れがあるのかなと思った。