- 作者: 吉上亮
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/07/24
- メディア: 文庫
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が、最後までどことなくモッサリした感じから抜け出せず。
某氏が例えていた、本作の文章の下手さと『進撃の巨人』の絵の下手さとの類似が、面白い指摘だと思った次第。
一応、前巻までの大量の伏線が回収され、納得するかどうかはともかくとして、お話しは収束する。SFとしても、行動履歴収集と行動最適化を核としたgoogleっぽい世界観を軸に、骨太な内容と思う。ナノマシンによる行動最適化など、ちょっと野心的かも。この辺、単純にSF度から言えば、帯に書かれた冲方さんより濃い目にも思え、ラノベ的な部分も確かに相当あるが、ラノベレーベルから出てたら厳しい感じもするし、ギリギリ、ハヤカワでOK? みたいな...
しかし、帯であれだけ煽るのは確かにやり過ぎだと思った。3ヶ月連続刊行も... Iで見切った人が多いと見た。