ゴリアテ ―ロリスと電磁兵器― (新ハヤカワ・SF・シリーズ)
- 作者: スコットウエスターフェルド,Scott Westerfeld,小林美幸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: 単行本
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シリーズで★3、この巻だけなら★2。途中で飽きて投げ出そうかと思い、結末だけ先に読んじゃった。結局、全部読んだけど...
かなり大勢の感想とかぶるツッコミでは、クライマックスのあの人の扱いとか、才知ロリスの残念感とか、まあカッパはしょうがねえかなあと思うが。
このシリーズ、スチームパンクガジェットの描写が読みどころだったが、最後にきてネタ切れ感が辛い。この巻で一番面白かったのは戦闘熊から荷物を積むところだった。ラスボスアイテムも実質的には使いまわしだし。
イスタンブールの描写なども好きだったんだが、ヨーロッパとトルコで2冊使って、シベリア、中国、日本、アメリカ、メキシコで 1冊と言うのも偉く駆け足な。無理に世界一周するでもないのに、どうせ最後まで大西洋は渡らないんだから。
いかん、久しぶりに文句ばかり書いてしまった。ヤングアダルトでラブストーリーとして読めば大団円でいいのか。でも1巻はそこそこ面白かったのに、だんだんつまらなくなっていった感じ。世界観とガジェット類は好きなんだが。