機龍警察 暗黒市場 ★★★☆☆

機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド)

機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド)

[id:nbt-nona:20130404]
シリーズ最新の第3作。
前作と同じような構成で、オズノフの過去が語られる。ロシア警察とかマフィアとか。
しかし今回は、クライマックス章が長い。いや、これが普通か。過去編の終わる、ページ数的には真ん中あたりで、大体の筋は読める。さらに言ったら第 1章も...
なんか摺れた読み手には突っ込みどころが増えた感じで、気にせず読み進められはするが、小骨が引っかかったような感じではあった。
SF設定に至っては、基本的になかったことにするくらいが丁度良かろう。この世界観にあっては最後まで自分的にフィットしないと見切った。だからこのシリーズはまずミステリー、警察小説で、SF色もあるという位置づけ。
総合的に前作の方が良かったと思い★3だが、最後あの人が実はあれで...的なオチもあり、爽やか感はアップ。