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 円環少女(6) ★★★★☆

魔法少女ラノベなんだけど骨太。
全13巻もあって長いから避けてたが、読み出したら止まらない。一区切りの6巻で、ちょっと立ち止まって書いてみる。
人間が魔法を観測すると消去できるというのが基本設定。現代日本を舞台に魔法を入れ込む道具立てになっている。魔法消去が強力なので、魔法使いは密かに暮らしているらしい。
Wikipedia見た方が早いな→円環少女 - Wikipedia

練りこまれた設定と複雑な人間模様、シリアスなストーリー、泥沼の愛憎劇

ということである。
さらに、

登場人物に変態、変人が大量に登場していることも特徴

練り込まれた設定について、各種魔法体系のSF的考察が基盤となってのバトルシーンが、大きな魅力の一つ。だが練り込まれた設定は、終盤にかけて更に大きなものが出てくる雰囲気。既に完結しているのでweb上で色々透けて見えるのだが、気がつかなかったことにする。とはいえ、カギはきずなの再演体系だろう。
複雑な人間模様、泥濘の愛憎劇には変態のスパイスが大量にかかっている。主人公メイゼルのドSと茨姫のドMを両端にして、仁、寒川ちゃんなど育っていく様が匂わされている。
1巻バベル編の後、2,3巻で神に近き者がとんでもない強さで、この後どうするんだろうと思ったら、4〜6巻では核兵器や銃など人間の道具を使う魔術師が出てきて、魔法を使ったテロに全共闘世代のオヤジが絡んできて、という展開にはちょっと唸った。6巻は相次ぐ濃いバトルで、さすがにメインのバトルの結末は盛り上がり感がやや薄かったが、全体的には色々みっちり詰まっていて良かった。
以上、6巻までの感想。