- 作者: 宮内悠介
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/03/22
- メディア: 単行本
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表題作(囲碁)は既読。巻末の書き下ろし「原爆の局」は一応続編? 棋譜有り。題材が面白い。SF的ビジョンはあるけど非SF感、大。
「人間の王」チェッカーの圧倒的王者とコンピュータの戦い。これも題材が面白かった。結末にSF的仕掛けが。
「清められた卓」麻雀の話。竹書房的闘牌シーンで激しく盛り上がるが、オチはSF的にも手ごろにまとまった。
「象を飛ばした王子」なんだっけ、昔のインドのチェスや将棋の起源のお話し。釈迦の息子が考えたって題材はこれまた楽しい。
「千年の虚空」将棋。SF的に一番の大ネタが来るが、なんだか納まりが悪い感じがした。全体にもっと広げて長編でもよさそうな。
と、書いてみたら意外にSFなのかも。