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ドゥームズデイ・ブック ★★★★☆

シリーズ最新作『ブラックアウト』で、冒頭コリン君が本書での冒険について触れていたので、読んでみた。バードリ、フィンチも活躍してた。コリン君はちょっと活躍しすぎ。
中世、黒死病の話という前情報があり、かつ泣ける話ということなので、身構えて読んだ。さすがに泣きはしなかったが上手い小説だとは思った。
未来(現代)パートはシチュエーションコメディ、中世パートは歴史小説とは訳者の弁。情報を小出しにして引っ張るテクニックはさすが。やっぱりウィリスの小説って連続ドラマっぽい。また、確かに『航路』の前半も雰囲気が似ていた。
犬は勘定に入れません』『ブラックアウト』と比べるとSF的なアイデアは特に無く、シンプルな構成。先に前の二作を読んでいたので、ずれとか関係してくるのかと思ってた。
一年の初めに『異星人の郷』を読み、年末にかかり『ドゥームズデイ・ブック』と、二大黒死病SFを読んでしまった。どちらが好みかと言えば前者か... でも一般小説としては本書も捨てがたい、といったところ。