- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 単行本
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この本、先ず書影勝ち。バスの中でうたたね風の坊さん、つまり著者。
でもこの写真は、最近ありがちな巨大帯なのね。実際の表紙カバーは凄く地味。
書影と立ち読みで、この本いいなと思って図書館で予約して6か月待ち。結構なベストセラーになっていた。
肝心の感想は、読書メータで★がたくさんついてたコメントの引用でごまかす。概ね同意なので。
怒り・欲・迷いという煩悩を捨て心を律し正しく考えるために五感を研ぎ澄ます練習をする。昨今流行のビジネス書や行動経済学・脳科学分野とは対岸にある考え方かもしれない。どちらも間違ってないけど、先のスケジュールや進捗状況を気にしていっぱいいっぱいになってイラついている今の自分には効いた。今やってることに集中しよう!そう思えた。不安になったり、同じことを何度も考え出したり・・・って時にパラパラとめくって、気になる言葉を拾って時々読み直している。
自分の場合、ビジネス書など脱し、禅の領域にあこがれつつあるので、すんなり読めた。ただ入門書とは言っても、理論的説明が要る人向けリファレンスくらいは欲しかったかな。その点、脳科学の池上裕二との巻末対談が非常に良かった。なんとリベットの実験の話まで出てくるし。
ライフハック本としてのサマリー:
- 基本はタイトルがすべてをあらわす
- 具体的なノウハウとしては、例えば今やってることに集中するため念じる。「お皿をきれいにするお皿をきれいにする...」
念じるのはなかなか良いです。特に自分のような集中力の持続しない人には。
この本は、少なくとも文庫になったら買って読めという感じだな。内容は立ち読みで十分なんだけど。