殺しの時間−乱視読者のミステリ散歩 ★★★★☆

殺しの時間-乱視読者のミステリ散歩

殺しの時間-乱視読者のミステリ散歩

図書館で借りた。若島先生翻訳本のファンとして楽しくじっくりと読んだ。前半は一応、ミステリと主流文学の境界領域&未訳縛り。後半の何でもありになってからの方が弾ける。
紹介されている小説の半分くらいが現時点では翻訳されているとのことで、途中読みたい本もいくつか出てきてメモっとこうとも思ったが、本書を読み終わったら綺麗さっぱり忘れてしまった。また、自分なら絶対読まないぞこれ的な小説も、若島エッセイに取り込まれたらば結構楽しい。
愉快な本であった。もし文庫になっても買いはしないが、いつかまた読みたい。
他の若島エッセイ本を読むことにする。