重力が衰えるとき ★★★★★(再読)

重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫SF)

重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫SF)

実家の重複保管棚(ひどいものは3冊以上ある)から、まず2冊回収。本書と『ソラリス』は自分のもの。

本書はイスラム圏を舞台にしたハードボイルドという読後の印象だったが、ほぼその記憶で間違い無し。SF要素も重要なスパイスとなってはいるが、これはミステリーファンにお勧めしたい。何年かぶりの再読で一気読みしちゃった面白さ。長さもほど良い。

こんなの絶対再刷されないだろうと思っていたら、現在アマゾンでお取り寄せ可能みたい。すばらしきかなロングテール。アマゾンのカスタマーレビューも、「参考になった」が多い人のは参考になるので是非。アマゾンに対する唯一の不満は書影が無い事。初版では、ひろき真冬のイラストが超かっこいいのに。