いけちゃんとぼく ★★★★★

いけちゃんとぼく

いけちゃんとぼく

初刊は昨年夏だったがスルーしてた。いつのまにか帯に「絶対泣ける本第1位!」となってたので、店頭で状態の良い本を探して買ってみた。第二刷だった。
『パーマネントのばら(id:nbt-nona:20070123)』と同時期の連載、刊行だったので、斜にかまえて読んだため、最後の大きな仕掛けにはそんなに驚かされなかった。感受性無いから泣きはしないけど、一般に泣けそうな本ではある。『パーマネントのばら』とセットで、あるいは『ぼくんち』路線の一角として、と読めなくは無いが、背景には鴨のこともあるだろうし、単独作として高い評価を与えざるを得ないというか、これは完全に独壇場。