国家の品格

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

先日『ウェブ進化論id:nbt-nona:20060510)』を購入したこともあり、別の大ベストセラーを立ち読みで読了してバランスをとってみた。30分強で流し読んだ。

もう書名からして終わってる感じもするけど、数学者の著者が西欧流「論理」絶対主義の批判を展開。主張の一部は同意でき、一部は反対で、一部は意味不明。講演を本にしたそうだが、いかにも講演のツカミで使いそうな奥様をダシにした小ネタや右よりの小ネタが妙に気に障った。

要するに新渡戸稲造の『武士道』を読んどけ、と。むしろ著者の主張の一部に批判的な奥様の本が読みたい。それにしても、情緒力があれば戦争は起きないという主張は同意できないどころか意味がわからない。機会があれば、その辺だけでも再読してみるけど。

言うまでもなく、自分は基本的にグローバリゼーションまんせーです。
口直しに左よりの本を読まなければ...

31冊目@第20週。