人間以上 ★★★★☆

人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)

人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)

id:nbt-nona:20051108でスタージョンを読んだので、代表作の長編にトライ。ていうか、この一作だけが何十年も版を重ねてきたとのこと。スタージョンの再評価は、日本では過去数年に始まったことである。本書は最近も再版されて本屋で見かけたけども、結局、図書館で借りた。
古い訳で何とも読みにくかったが、得意の斜め読みでサクッと読了。なるほど、これは不朽の名作と言われるのもわかる。今読んでも古くないと思った。オチは作者の考え方が良く現れ、夢や広がりがあって良い。個人的には押し付けがましいとも思うが... 初読では難解な箇所がいくつかあったが読み直してみると味がある。