げんしけん  木尾士目 (ISBN:4063211622)

げんしけん(4) (アフタヌーンKC (1162))
漫画喫茶で未読の1〜3巻を読んで、やっと話がつながった。
'80年代にオタクな日常を過ごした者としては素直に香ばしい。
げんしけん現代視覚文化研究会であり、マンガ、アニメ、ゲーム、プラモ(ガンプラ)、コスプレetc.。漫研アニ研じゃなくて何でも有りの緩いサークルが舞台というのがミソであろう。リアル漫研はどちらかというと体育会系。ちなみにモデルとなっているC大学は我が家の近所にある。かろうじて都内である。
各種オタク登場人物は類型的だが、キャラ的には立っている。だいたいにおいて唯一の非ヲタク会員である春日部咲が話のカギを握る。後は一応の主役である笹原のォタク的成長物語か? 連載では初の同人誌がコミフェスで日の目を見ている頃だが...その回は未読。いいタイミングでアニメの方もスタートするようだ。
オタク遺伝子を持つ者のみにわかるキレの良いお笑い、なかば自虐的だが。
アフタヌーンコミックビーム。他に連載可能な雑誌は?
結末にも大いに関心があるので、星付けは連載終了時に。